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tomomatsu日記

森の精霊 バビフタン


「境界」という言葉を聞いたときに真っ先に思い浮かんだのがマレーシアのボルネオ島の風景でした。

20年近く前に僕は一ヶ月ほどボルネオ島にいました。



僕がいた場所は町から離れた山の中。 木々がうっそうと茂り、猿のような鳴き声の鳥が飛び

透明な赤茶色の川が流れていました。

とても蒸し暑く、常に汗をかいていました。


ここは文明と自然との境界。

一歩 森の中に足を踏み入れるとそこは非日常の世界。

その境には何かいるような気がして 

森に入るときは「入ります。宜しくお願いします。」と心の中でつぶやいていました。




作品名のバビフタンというのはマレー語でイノシシのことをさします。

バビ=豚  フタン=森   森の豚ということです。

バビフタンと現地の人とはとても深いつながりがあるように感じました。

その身は余す所なく食され、牙は装飾品として使われます。

僕も沢山食べたので体の一部分はバビフタンで出来ていると思っています。



人とのつながりが深いバビフタンは

境界というテーマで作品を作るにあたり

人と自然をつなぐ者、森からの使者としてふさわしいと思いました。


ボルネオ島の森で何かいるように感じたのは

きっと 森の精霊バビフタンが見ていたんだと思います。



友松

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